我が家のヒメハコ達は餌にカメプロスと乾燥エビをメインに与えています。
元気いっぱいで餌もよく食べ、飼育は順調そのものでしたが・・・
9月中旬頃に「みかん(メス)」の食欲が落ち、餌を全く食べなくなりました。
また、しばらくして、口の部分(頭部右側)が腫れている事に気が付きました。
中耳炎??と疑いましたが、どうやら中耳炎では無いみたいです。
原因は口の中みたいだなぁ・・・(口の中を診察開始・・・)
綿棒と先を丸くした爪楊枝にイソジン傷薬を塗り消毒、
さらにヒメハコの口の周りもイソジン傷薬を塗り消毒。
カメを傷つけないように細心の注意を払いながら、爪楊枝で開口させました。
その手順は、
① ヒメハコの両前足を左手でがっちり抑えて暴れないようにする。
② 右手で爪楊枝持ちながら、ヒメハコの鼻を指で塞ぐ。
③ 呼吸のためヒメハコの口が少し開いたら、傷つけないように注意しながら爪楊枝を隙間に入れ閉口させないようにして、強引に猿ぐつわ状態にする。
④ 綿棒で更にヒメハコの口を大きく開かせて、口で咥えたペンライトを照らして口内を診察。
結果は・・・、
口内に白い膿の塊が・・・(゜o゜;
口内炎でした。
過去にアカミミガメで同じ症状のものを処置したことがあったので、今回も自力で処置することにしました。
処置方法は・・・、
上記の①~④の方法でヒメハコを開口させた後、
1.綿棒にイソジン傷薬を塗り、口内の白い膿の塊を削り取るような感じで除去。
なんか綿棒に付いてる・・・
(・・?
なんと!
乾燥エビの頭部の尖った部分(触覚?)が口内に刺さっていました・・・
これが原因かぁ・・・
(; ・`ω・´)
2.22時~6時までプラケに新聞紙を敷き乾燥。
3.翌日もヒメハコを開口させた後、口内を診察・・・
4.イソジン傷薬を塗った綿棒でトゲが刺さっていた部分を消毒。
5.人間用の口内炎治療の軟膏(ケナログA口腔用軟膏 5g)を綿棒で薄く塗る。
6.22時~6時までプラケに新聞紙を敷き乾燥。
トゲを取り除いた後は、4~6を毎晩実行しました。
他のヒメハコ2匹とは隔離し、別容器(大きめのプラケ)に収容+新陳代謝アップのため28度で保温飼育。
↓
3週間位で良くなり餌も食べるようになりました。
現在も念のため隔離飼育していますが、そろそろ元に戻そうかと思います。
(現在は餌もガツガツ食べて元気いっぱいです↓画像)
死なせず無事で良かった・・・(TдT)
もう同じ目に合うのは嫌なので、
ヒメハコには乾燥エビを与えるのは止めることにします・・・(人工飼料オンリーで飼育します!)
ヒメハコヨコクビガメ(英名:African dwarf mud turtle 学名:Pelusios nanus)