私の一番の憧れで、いつか飼ってみたいカメの筆頭「オオアタマヨコクビガメ(Peltocephalus dumerilianus)」。
この憧れのカメですが・・・、
大きくなる(甲長40cmくらい) + 超高価(プリウスの新車1台くらい)
(; ・`ω・´)
で、お金は1匹くらいなら工面し大丈夫そうですが、ペアで揃えるとなると相当の覚悟が要ります(お金&飼育設備など・・・)
さらに、今のマンションのカメ部屋では、繁殖を目指すのに飼育スペースが絶対的に足りません・・・(1坪クラスの特注の錦鯉用のFRP水槽で飼育したい)
orz
そのため・・・、
私がアーリーリタイアした時に、故郷の沖縄に帰って、田舎に土地を買って飼育するぞ!って、心に決めたカメなのです。
だから憧れのカメなのです。
しかし・・・、
アフリカのヨコクビガメ(アフリカヨコクビガメ亜科 Pelomedusinae)は、すでにヒメハコヨコクビガメを飼育していますが、
南米のヨコクビガメ(ナンベイヨコクビガメ亜科 Podocneminae)の飼育経験はありません・・・。
そこで・・・、
将来、この憧れのカメを飼う時に困ることがないようにと、練習を兼ねて南米のヨコクビガメを飼育してみようかなって、今年の3月頃からずっと考えていました。
ちなみに、ナンベイヨコクビガメ亜科(Podocneminae)には以下のカメがいます。
■マダガスカルヨコクビガメ属 Erymnochelys
マダガスカルヨコクビガメ(Erymnochelys madagascariensis)
■オオアタマヨコクビガメ属 Peltocephalus
オオアタマヨコクビガメ(Peltocephalus dumerilianus)
■ナンベイヨコクビガメ属 Podocnemis
ズアカヨコクビガメ(Podocnemis erythrocepchala)
マグダレナヨコクビガメ(Podocnemis lewyana)
ムツコブヨコクビガメ(Podocnemis sextuberculata)
モンキヨコクビガメ(Podocnemis unifilis)
私の飼育種の条件として・・・、
- 甲長30cmくらい(あまり大きくならない)
- 比較的温和な性格(複数で同居可)
- 飼育水にうるさくない(肌荒れ、シェルロット等を起こしにくい)
- 値段はペアで50万以下(予算50万)
となると・・・、
×マダガスカルヨコクビガメ
→大きくなる。性格が凶暴
○ズアカヨコクビガメ
→小型種で飼育もいけそうな予感。高価だが予算内でペアがいけそう。
×オオヨコクビガメ
→最大甲長87cmって・・・デカすぎ・・・(最大種)
×マグダレナヨコクビガメ
→そもそも日本に居ない(未輸入種)。さらに大きくなる。
×ムツコブヨコクビガメ
→小型種でいい感じだが、高価(1匹子亀で35万くらいする)。さらに飼育水の水質にうるさいらしい。
×モンキヨコクビガメ
→安くて入門種だが、デカくなる・・・orz
○サバンナヨコクビガメ
→ちょうどいいサイズで、値段もズアカヨコクビガメ、ムツコブヨコクビガメほど高くない。
という訳で、ナンベイヨコクビガメ亜科の新規導入候補は、
ズアカヨコクビガメ
と
サバンナヨコクビガメ
に絞られました。
色々と調べてあちこち探してみると・・・、
ズアカヨコクビガメは、いくらショップを探しても見つからない・・・滅多に入荷しないとのこと・・・orz
それで色々と探している過程で、運良く見つかったのがサバンナヨコクビガメでした。
このサバンナヨコクビガメですが、ショップの人に聞いたところ2006年に原産国のファームハッチ(FH)したものが、CBとしてまとまって輸入されたのが最後で、それ以後、入荷は途絶えたが・・・、
2016年に入ってベネズエラ産のWC(野生採集個体)が、少数輸入されたとの事です。
そんな訳で、2016年4月27日(水)に何とかペアでゲットした次第です。
↑画像ですが、まだ亜成体で、(きちんと測ってはいませんが)甲長17~20cmくらいですかね・・・
立ち上げは思いの外すんなりいきました。
南米の生き物なので、マジックリーフを使って弱酸性の水質にしないとダメかなぁと思っていたのですが、ショップに聞いたら水道水(中性)でも問題ないよとの事なので、水道水でそのまま飼育しています(念のため流木を入れています)が、元気いっぱいでバスキングもし、エサもよく食べ、5月に入ってからは人が来ると寄ってきてエサをおねだりします。
エサはキョーリン カメプロス(浮上性)と葉野菜(小松菜、水菜)をバリバリ食べています。
植物性のエサを好むらしく、葉野菜が大好きみたいです。
のんびり育成して、いつか繁殖させたいですね♪
思いの外、かわいいカメです♪
↑オスです。
ペアですがオスのほうが一回り大きいです。
↑メスです。
メスは現地でのストック状態が劣悪だったからかも知れませんが、怪我で首に難があってその分、超格安でした。
この首の傷は治らないかな・・・・って思っていましたが、段々と良くなってきてびっくり仰天(掘り出し物を見つけた心境です)
ペアともベネズエラWC(野生採集個体)です。
サバンナヨコクビガメ(英名:Savanna side-necked turtle 学名:Podocnemis vogli)