以前、ワモンチズガメを卵詰まりで落としてしまったと記事にしました。
どんな飼育が上手な人でも、過去に1度は生体を落としてしまったことがあるはずです。
生体を落としてしまった後、ちゃんと自分なりに納得する形で原因を追求していますか?
この「ちゃんと自分なりに納得する形で原因を追求する」ことが一番重要です。
そうしないと、また同じ失敗をして、生体を殺してしまいます。
今回は、私が生体を落とした後、どうするのかを記事にします。
殺してしまった後、その失敗した経験を次に活かし、同じ失敗をしないようにすることが一番重要です。
生体を落としてしまった後の対応
飼育環境、エサ、温度、湿度など全ての環境の見直し
カメの場合は、水の汚れ、室温、水温、湿度など全てどうだったか確認します。
エサは何をどれくらいの量与えていたのかどうか。
水の汚れがどうだったかどうか。水換えの頻度はどうだったか。
水温、室温、湿度はどうだったか。例年に比べてどうだったか。
などなど・・・。
毎日、水換えやエサ食い、水温、室温、湿度など記録に取ることが大事です。
(記録に取る場合、客観的に評価できる数値(データ)で取ることが大事です)
私は「SwitchBot デジタル 温湿度計」で、飼育部屋の室温、湿度を24時間絶えず記録管理しています。(画像は私のSwitchBot予備機。いつ壊れてもいいようにスペアを複数持ってます。)
また、スマホのEvernoteに記録を付けています。スマホのカメラで撮影したりし、画像付きでEvernoteに飼育記録を付けています。
また、スマホの天気アプリの当日の気温、湿度など全てスクリーンショットで記録しています。
そういうデータをまず集める!
それで、生体を落としてしまった場合、何がどのように違って落としてしまったのか、データを元に検証します。
例年と比べてどうだったか(天気、気温、水温、室温、湿度、エサ食いなどなど・・・)。
先のワモンチズガメの卵詰まりの場合は、例年より気温が低かった(また、5月に引っ越しをしたため、環境も大幅に変わった)。
そういう、記録を集め、検証することが一番大事です。
日々ぼーっと飼育しているのは一番良くありません。
死んだ生体を解剖していますか?
私は死んだ生体を必ず解剖しています。
獣医ではありませんが、少しでも原因を知るために必ず解剖しています。
なぜ、解剖するようになったかというと、以前、デンキウナギを飼っていた時に、生き餌のドジョウを喉に詰まらせて死ぬ事が何度かありました。
当初、原因が分からず、同じこと(落としてしまう)の繰り返し・・・。
そこで、原因を究明するため、解剖したところ・・・、口の中にドジョウが詰まっていることを発見し、原因を知ることができました。(以後、デンキウナギにドジョウを与えるのを止めました)
解剖は、Amazonなどで売られている解剖セットを使っています。
この解剖セットは、リピートしてます。5年に1回くらい買い替えてます。(画像は、私のAmazonの購入履歴)
今では、カメのシェルロットは全て自分で除去するくらいにまで活用しています。
以下、キマダラチズガメのシェルロット除去の様子。
【グロ注意】本来なら獣医でやるが、自己責任でキマダラチズガメ(ドイツCB)の前足付け根の硬化したシェルロット除去のオペをした。
精神統一してメスで一気にやるのがコツ。ためらったり気の迷いがあると失敗する😅
あとは1週間は傷が塞がるまで、水を飲ませる以外ひたすら乾燥。 pic.twitter.com/yUOgN5FuZ9— たな (@tanacc) September 9, 2018
ちなみに、このドイツCBのキマダラチズガメは、大きなシェルロットが出来ましたが、私が除去しました。
このキマダラは、某店に売られていましたが、過去に大きなシェルロット除去手術などしていたとは思えないくらい綺麗な感じですよ。(ちなみに、私はこのキマダラを下取りに出しました💦)
まとめ
生き物を落としてしまった時は、本当にショックです。
ですが、そういう失敗を次に活かさない手はありません。
同じ失敗を2度とするもんか!って思ったら、日々、飼育記録を取り、それを飼育に活かしてください。
そうしないと、死んでしまった生体に申し訳ありません。
客観的に評価できる数値(データ)で毎日記録を取ること、飼育記録をつけることを強くオススメします。
繰り返しになりますが、「ちゃんと自分なりに納得する形で原因を追求する」が一番大事です。