ミズガメのベビーは、弱く脆いです。
特に、お腹に未消化物が残っている状態で、空気が冷えるとあっという間に亡くなります。
飼育水を水中ヒーターで保温することは当然の事として、さらに必ず空気も保温しないといけません!
ミズガメの飼育書には、肺に冷たい空気が入ると肺炎になると書かれていますが、私は食べた餌の未消化物が腹に残っている状態で冷えるのが一番ダメだと思います(これは金魚をやっていた人は分かると思いますが、金魚も未消化物があって冷えると、あっという間に死にます)。
以下の画像は、ワモンチズガメベビーの死体で、空気がちょっと冷えただけで、あっという間に落ちてしまいました。
画像を見てもらえれば分かりますが、腹部(後ろ足の付け根)が膨らんでいます。
解剖したところ、餌のようなものと、糞のようなものが詰まってました・・・(おそらく未消化物)
ベビーを数匹落としながらも、試行錯誤の末、以下のような環境にたどり着きました。
本当は、ビニール温室のようなものでプラケをまとめて保温し、水も空気もまとめて暖めるのが一番だと思います。
ミズガメベビーの飼育環境
プラケの場合
「暖突(みどり商会)」をプラケの上に設置し、空気を暖めています。
水中には26度固定の「オートヒーター(カメ用)」が入っています。
水温は高めでだいたい31度くらいにし、餌を多めに与え、水換え頻度も毎日1回全換水です。
私の飼育方法は、か弱いベビーの時期を早く抜けるために、餌と水換えは多めで、一気に安心サイズまで大きくします。
メタルラックの場合
「暖突(みどり商会)」を画像のように上部に設置し、ゲージの下には「パネルヒーター(爬虫類用)」が入っています。
これで水温30度くらいに、暖突、パネルヒーターを調節します、
まとめ
水温だけじゃなく、空気もちゃんと暖めて、早く安心サイズまで育て上げること。
ワモンチズガメ(英名:Ringed map turtle 学名:Graptemys oculifera)