蚤の夫婦(オスが小さく、メスが大きい)のカメの繁殖の極意は、如何にその体格差を乗り越えさせ、しっかり交尾させることです。
この円山動物園の記事には、簡潔にその極意が書かれています。
この記事に書かれている内容と、画像をしっかり見てください。
この記事を見てピーン💡ときた人は、繁殖のセンスがあります。チズガメ、セタカガメの繁殖は成功するでしょう。
逆に何も感じない人は、繁殖のセンスがありません・・・😭
ご安心ください。センスが無くてもこれから磨けばいいのです👍
以下に、この記事に何が書かれているのか、簡単にですが解説します。
この記事で注目することは、2枚の画像。それと以下の記述。
これだけ雌雄の大きさに差がありますから、ペアリングもタイミングが重要となります。
力の差が歴然ですから、気分が乗らないならメスはいつでもオスを追っ払えますからね。
こういった種には、より高度な事前のお膳立てと良いムード作りが必要となります。
重要なのは、この2つの文言です。
「タイミングが重要」「より高度な事前のお膳立てと良いムード作りが必要」
- 体格差のハンデを無くし、オスが交尾しやすいようにすること
- メスがオスを受け入れ、嫌々でも交尾できる状況を無理やり作ること
これらを実現するためには、メスの動きを封じて、オスが交尾できる状況を作ること。
そのヒントが、2枚の画像と、この円山動物園の記事の投稿日(2016年1月15日(金) )です。
まず、体格差のあるメスの動きを封じます。
それが画像の水深と狭めのゲージです。
水深を浅くし、上下運動を封じ、狭い水槽で横の移動も封じています。
さらに、水温低めの冬です。
ミズガメを飼育していると気付きますが、オスとメスの活動停止の水温が違います。
メスはオスより先に活動停止し、オスはメスより少し寒さに強いです。
この活動停止の水温のラグを使って、メスの動きを封じ、交尾を受け入れさせる。
この円山動物園の記事には、それが書かれています。
最後に、アイキャッチ画像は今年生まれたワモンチズガメのハッチ画像です。