チズガメ飼育者を最も悩ます、甲羅の白化問題・・・。
↑画像のように、チズガメ飼育者なら誰もが、甲羅が白くなるのに悩んでいるかと思います。(この画像はショップから我が家に来た当日のワモンです。)
私も甲羅の白化問題で悩んでいましたが、飼育環境を変えたら、すっかり甲羅の白化が無くなり、綺麗な甲羅になりましたよ♪
↑見てください。白化しなくなったワモンチズガメ達(2013年CB、2014年CB)。
白化させず綺麗な甲羅を維持するコツを以下にまとめてみます。
水深
広めの水槽で、甲長の2倍くらいの深さで飼育し、しっかり泳がせる事で新陳代謝を促進させます。
チズガメは泳がせてなんぼのカメです!
水底をはって歩くカメではありません。
ちなみにワモンチズガメは野生下ではこんな環境で生活しています。
【出典】Graptemys oculifera (Baur 1890) –Ringed Map Turtle, Ringed Sawback
↑のような流れの速い大きな川らしいです。
水流
水槽内だと思いっきり泳がせる事ができません。
そこで水流です!生息地も水流のある川です。
水流をつけてしっかり泳がせる。ビュンビュン華麗に泳ぎます。
我が家では結構ハードな水流ですが、物ともせず絶えず泳ぎまくっています。
150cm水槽に「水陸両用ポンプ コアパワー220」を使って、かなり強めの水流をつけています。(※フィルターは設置していません)
↑じっとしていると流されるので、動画のように絶えず泳いで運動しています。
綺麗な水
綺麗な水を維持してください。まめな水換えあるのみです!
私は水質など気にせず、飼育水より1度高い水温の水道水を、ホースでそのまま注水しています。(※飼育水より1度水温が高いのは、冷えさせないための配慮です。)
カルキ抜きなど使用せず水道水です。
甲羅干し
基本的な事ですが、甲羅干しをしっかりさせる(UVB灯を設置し、甲羅干しができるスペースをしっかり確保します)
空気の流れ(風)
カメの水槽飼育で、一番欠けているもの、それは風(空気の流れ)だと思います。
いくらバスキングライトを当てて、甲羅干しさせても、空気が蒸れていては何も意味はありません。
自然化では、風が絶えず吹いているんですよ。空気が流れているんですよ。
私は空気の流れを確保するために、夏季だけでなく冬季も含めて、年中ファンを回しています。
画像の「GEX アクアクールファン ビッグ 水槽用冷却ファン」を使っています。
バスキング + 風で綺麗な甲羅になっています。
まとめ
白化した甲羅では、せっかくのチズガメの美しさが台無しです。
甲羅干しに、たくさん泳がせて新陳代謝を促進させ、しっかり脱皮させる。
さらに、空気の蒸れをなくすため、空気の流れにも気を使う。
そうすると、綺麗な甲羅のままチズガメを維持できます。
【※追記】
以下のTwitterにも書きましたが、
いちばん重要な点は、
「甲羅の白化防止は1〜5歳まで(成長している間)に行わないと、アダルトになって成長が止まると白化のまま固定化する。」
つまり、成長していてる時(成長線が出ていてる、甲羅の脱皮がまだある時)に、白化防止を行なわないといけません。
ちなみに我が家ではこのURLの方法で、チズガメの甲羅を白化させないようにしている。
甲羅の白化防止は1〜5歳まで(成長している間)に行わないと、アダルトになって成長が止まると白化のまま固定化する。https://t.co/by7LJg78yo#カメ#爬虫類#チズガメ https://t.co/PGTwKt9IvO
— たな (@tanacc) 2018年12月4日
ワモンチズガメ(英名:Ringed map turtle 学名:Graptemys oculifera)