アリゲータートカゲやヨルトカゲに、餌をやりすぎると突然死するというのを何度も聞いたことがあって、ずっと疑問に思っていました。
なぜ突然死するんだろうと・・・???
で、何気にビバリウムガイドを読んでいたら、ちゃんとしっくりするのを発見!
給餌間隔は数日に一度で良く、あまりにたくさん食べすぎて肥満すると体の脇にある襞(ひだ)の部分が伸び切ってパンパンになってしまう。
それは一見良く太っていて健康的に見えるが、表皮が硬くて脇腹に伸縮性のあるトカゲ(オビトカゲやカタトカゲの他、プレートトカゲやアシナシトカゲ、アリゲータートカゲなども含む)では内臓脂肪がつきすぎて突然死を招く要因にもなるので、過剰にならない適度な餌やりを心がけよう。
元来、餓えに強いトカゲたちなのだ。【出典】ビバリウムガイド 82 オビトカゲ飼育記事より抜粋(海老沼 剛)
これはオビトカゲの飼育記事ですが、表皮が硬くて脇腹に伸縮性のあるトカゲというのがポイントだと思います。
表皮が硬いのに、脇腹に伸縮性がある・・・矛盾する2つの特性を持っている・・・。
硬いのに伸縮性がある・・・そりゃあ内脂肪つきすぎると、外壁が硬いから逃げ場がなく、内側の器官(肺とか、気道とか)圧迫して潰しますわな・・・
この記事を読んでからは、うちにいるアリゲータートカゲ、ヨルトカゲのアダルト(またはサブアダルト)は餌を控えめに給餌することに決めました。
ただし・・・、
ベビーは別で、たくさん食わせて、たくさん運動させ、水をよく飲ませ、排泄をきちんとして、安心サイズまで一気に大きくした後、らんちゅう(金魚)でいう締めた飼い方(餌を減らして体をしぼる)をして育てたいと思います。
なぜなら、ベビーは日々成長して体が伸びています。
そのため、たとえ外壁が硬くても日々の伸びている、成長している、だから大丈夫だと思っています。
このビバリウムガイドの記事の私の受け止め方は、あくまでアダルト、サブアダルトのみ餌を多給してはならないと受け止めました。
私自身は、熱帯魚、らんちゅう、カメとブリードしてきて、どんな種もベビーの弱々しい時期は一気に大きくして育てる。
外敵から身を守るため早く大きくする。それはどんな生き物でも基本だと思っていますので。
上記の記事について、今度、エンドレスゾーンに行った時に、店主の海老沼さんに質問してみます。
最後に、アイキャッチ画像は、我が家のモレレットアリゲータートカゲ♂(ニカラグア産)です。